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中東訪問

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 平成23年12月10日から中東のUAEとカタールの2カ国を訪問してきました。

 両国とも議員外交を推進してきた当時の約束で、今回約束を果たすために訪問をしてきました。UAEでは、首都でなく今、注目されているドバイに、またカタールは、サッカーファンには忘れられないドーハに訪問してきました。
 今回カタール航空に搭乗しました。エミレーツでと思っていましたが、満席でカタール航空になりましたが快適な空の旅で成田発、関西空港経由でカタールに到着、そのままトランジットでドバイへ向かいました。ドバイへ近づくとルブ・アル・ハリ砂漠が眼下に広がり、中東に来た実感が湧いて来ました。しかし町の中は、新しいビルが林立し、世界有数の大都市です。そして人口の7割から8割が外国人によって構成されている国です。ここが数十年前までは小さな村であった事を誰が想像できるだろうか。
 ドバイメトロも乗って見ましたが、世界で一番長い無人鉄道になっています。このメトロは日本の援助により造られたそうです。このモノレールは旧市街から新しい町へと繋がっていますが、周辺整備が大変遅れていて、いつ出来るか解らないようです。これもドバイショックの影響なのでしょう。
 もうひとつの有名な世界一の高層ビル、バージュ・ハリファがあります。これに上がりたい人は、日本から切符を買って行った方が安いです。このビルは、ドバイショックの後、資金難で工事が中断されていたそうですが、アブダビから資金援助をして貰い完成できたので、ビルの名前はハリファ国王の名前になっています。何でも一番が好きな国で、ドバイ水族館にはギネスに登録されている世界最大の水槽があります。とわいえ、ドバイショックから立ち直っていない上に、石油が大量に産出する国と違いあらゆる面で鈍化してくるような気がします。
 今後、アブダビがどこまで援助して行くかが鍵をにぎると思います。中東といえば女性が黒装束で歩いていると思っていた私には拍子抜けといった感があります。基本的にはドバイ人は着ているようですが人口が極端に少ないので出会う機会も少いようです。

 もうひとつの目的地カタールは、世界有数のガス産出国です。その潤沢な資金を使い、今大きく変わろうとしている国です。今回の東日本大震災には世界で一番多くの義捐金を送ってくれたのがカタールです。日本とカタールの関係はカタールのガス油田開発に遡ります。当時、日本の中部ガスが油田開発に大きな援助をした事により日本との関係が非常に良いのです。
 ドバイに追いつけ、追い越せとホテルや観光施設を充実させるため、莫大な投資を始めました。最近は世界の国々から首相、大統領、王室などの賓客が訪問しているようです。残念ながら日本からは、閣僚級の訪問がないようです。
 2022年にはワールドカップサッカーを誘致する事が決まっていて町には活気が溢れています。世界で最も退屈な国といわれているカタールがこの十年でどう変わるかが楽しみです。ドバイに比べると黒装束の女性があちこちで目についたのが、印象的でした。