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環境委員会視察
福島県楢葉町除染現場
5月20日福島県楢葉町除染現場と福島県東京電力福島第一原子力発電所を視察しました。
朝6時30分に国会議事堂前を出発し一路、楢葉町役場に向かいました。

楢葉町除染作業と除去した土壌の仮置場視察

常磐道を広野で降り一般道を走る。
両側の家々の屋根に白いビニールシートが覆われている家が散見し、
2年前の東日本大震災一カ月後に気仙沼と仙台へ被災した友人を尋ねた時の記憶が蘇って来た。
途中黒いビニール袋が沢山置かれている場所を見たが、
除染した土が入っている一時保管場所であった。
人気の無い町の景色を見ているうちに、楢葉町役場に到着し、早速、除染現場を視察をした。
森林の除染現場では丁寧に木の根元に堆積した落ち葉を、
多くの作業員が黙々と黒いビニール袋に詰めていました。
落ち葉を詰めた後で更に細かい落ち葉や木屑の混じった土を履いで袋に詰めるそうです。
そのあと線量を量って、当初の半分ぐらいの線量になることが、現場で計測して貰いわかりました。
森林の除染と同時に各家々も除染をしなくてはなりません。
今の計画では2年間で除染を終わらせて、町民が帰宅できるようにしたいとのことです。
楢葉町は、帰還準備区域になったので、一日も速く除染を終わらせることが最優先課題だと強く感じました。
そこからが、改めて復興の町作りが始まると思います。
松本幸英町長の話しでは、昨年12月での調査で帰還希望者が四割、
迷っている人四割、帰還希望しない人二割だそうです。
町長としては、3・11以前に可能な限り戻したいと強く訴えていました。
テレビなどでは伝わらない除染作業の大変さを痛感し、
除染作業の在り方を検証しながら 更にスピードを持って進めて行く必要性を強く感じました。