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環境委員会視察
東京電力株式会社福島第一原子力発電所
除染作業視察の後、双葉町へ向かいました。
楢葉町、富岡町、大熊町を通過しましたが、
どの町も東日本大震災の3・11から時間が止まってしまったままです。
取るものもとりあえず避難した様子がうかがえます。
発電所に到着後、一号機から四号機の廃炉に向けた作業の進捗状況や
汚染水が漏えいした全地下貯水槽について説明を受け免震重要棟を視察しました。
免震重要棟は3・11の震災少し前に完成したそうです。
以前使っていたセンター機能のビルは天井は落ちて、内部はめちゃくちゃのままでした。
もし新しい免震重要棟が出来ていなかったならもっと悲惨であったでしょう。
発電所ないに入るには身分証明書、免許証やパスポートが必要です。
今回の視察は地下貯水槽の場所でバスから降りました。
放射線量が高いため防護服や顔前面を覆うマスクをしての視察となりました。
発電所内視察の前と後にはホールボデイカウンター(wbc)にて内部被曝量を測りました。
視察前と後での内部被曝量の差を測定するためです。
放射線量、被曝と言っても目に見えないので余計に不気味な気がします。
さて、発電所内には多くの作業員の人たちが働いていました。
一日三千人もの人が働いているとのことですが周辺の町は住める状況でないため、
いわき市などから通っていたりJビレッジのサッカーコートの中に
仮宿舎を建てて寝泊まりをしているとの事で労働環境は非常に厳しいと、感じました。
これから、廃炉まで数十年かかるわけですから東京電力、
国が一体となって安全を確保しながら着実な廃炉へ向けての実施が不可欠であります。
立法調査活動を通じて最大限の支援をするべく与野党の立場を超えて精力的に取り組む事を、
改めて心に刻み視察から戻って来ました。

22マイクロシーベルト  これは私が今回の視察で浴びた線量です。